ウォーキング前後の食事のお話 -朝・昼・夜の食事とウォーキング-
ここでは、朝・昼・夜にウォーキングを行う方を前提として、朝・昼・夜それぞれの時間帯でのウォーキング前後の食事の摂り方のお話しをしたいと思います。
空腹時のウォーキングと食後スグ(直後)のウォーキング
よく、ダイエットでウォーキングしている方に勘違いしがちな事があります。
それは、食べるのを恐れて、空腹の状態でウォーキングなどの運動を行うことです。
ウォーキング中は糖分などの主力となるエネルギー源が必要になりますので、空腹のままのウォーキングは非常に危険を伴いますし、確たる効果を得られません。
かといって朝・昼・夜などの食後スグ(直後)のウォーキングは危険を伴います。
食後は人体が食べたものを消化と分解に力を費やします。
食後にウォーキングを行う際は、1時間程度時間を空けて、人体が食べたものを完全に消化しきってからウォーキングするように心がけます。
ウォーキング前の食事の方法
ウォーキング後に本格的に食事を摂る場合は、ウォーキング前の軽い食事として消化の良いものを食べるようにします。
燃焼効率を高める上でも、ウォーキング前には、バナナや少し甘味のあるシリアルを入れたヨーグルトのような消化の良い食べ物が最適です。
ウォーキング前のバナナやヨーグルトであれば消化に良いですし、バナナはカロリ-が高くダイエットには不向きだということで食べない方もいらっしゃいます。
しかし、消化が良く、高い栄養価のバナナこそ、ぜひ、ウォーキング前に食べていただきたいものです。
ウォーキング中の人体は、エネルギーを必要とします。
エネルギーが切れてはウォーキングどころではなくなってしまいますからね。
事例:運動前にバナナやヨーグルトを食べたらウォーキング中に吐きそうになる
よく、ウォーキングを始めたばかりの初心者の方で、運動前にバナナやヨーグルトを食べたらウォーキング中に吐きそうになるから、ウォーキング前には食べない方が良いと言う方もいらっしゃいます。
これには原因があり、食べ過ぎか水分が不足しているか、現在の人体の機能の状態とウォーキングの運動の度合いが合っていないために起こります。
通常、バナナ1本と大さじ2杯くらいのヨーグルトをカップに入れて摂取すれば、それだけで十分です。
ウォーキング中の水分補給と水分源の内容
ウォーキング中は、水分補給を忘れずに5分~10分おきくらいに水分を欲していなくても水分を小マメに摂るように心がけます。(飲みすぎは禁物です)
※この時の水分源は市販のスポーツドリンクを少し薄めたもの(薄いと味覚が感じる程度)が最適です。
これは脱水症状や日中のウォーキングであれば熱中症を防ぐためです。
ウォーキング後の食事についてのお話
ウォーキングが終われば食事を摂ります。
良質なタンパク質や炭水化物が含まれる食べ物をたっぷりと身体に補給します。
もちろん、水分補給も忘れずにしっかりと行います。
ウォーキングが終わった後の食事の内容として具体的には、豆類・ヨーグルト・魚・卵・お肉などの良質なタンパク源を人体に供給します。
人体の機能として、数回のウォーキングで燃焼した脂肪などを需要がある筋力へ転換させようとします。
この時に良質なエネルギー源がタンパク質や炭水化物などになります。
ウォーキング直後のアルコール類を飲む際の注意事項
ウォーキング後に、飲みたくなるのがビールです。
特に夏などの暑い季節のウォーキング後には、スパッと爽快!ビールを一気飲みしたくなるものです。
しかし、ウォーキング後の食事で注意しなければならないことがあります。
アルコール類を飲む場合は、おおよそ30分程度時間を空けてから飲むようにするのが賢明です。
ウォーキングが終わった直後は、心拍数がまだ上がったままになっています。
この状態でアルコールを摂取すると、そのアルコールを分解するために心臓に大きな負担がかかります。
この時に気を失う恐れもありますし、場合によってはアルコールによって逆に脱水症状を引き起こす可能性もあります。
以上のことから、おおよそ30分くらい経つのを見計らい、心臓の心拍数が落ち着いてから飲むように心がけます。
ダイエット中の方が陥り易いのが、この時に食べることを恐れて人体に栄養源を供給しないことです。
必要な時に人体への供給を怠れば綺麗に痩せることはできませんし、リバウンドを招く恐れがあります。
栄養補給と水分補給が終われば、入浴して緊張した筋肉をほぐし、しっかりと睡眠を取って、明日に備えましょう。