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高齢者などの「寝たきり」のリハビリ方法・運動治療(=ウォーキング)で予防・改善(治療)できる?!

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あなたもすでにご存知かもれせんが、日本は、世界有数の長寿国であります。

寿命が長いのですが、「寝たきり」の状態になっている高齢者の方も数多いのも事実です。

その数も現在、おおよそ150万人にものぼります。

これが2025年には、おおよそ250万人規模に膨れ上がることが想定されています。

では、寝たきりに陥ると、そのまま寝たきりで一生涯が終わってしまうのでしょうか?

このページでは、高齢者などの「寝たきり」のリハビリ方法として「運動治療(=ウォーキング)」で予防・改善(治療)できるのか??についてのお話をして行きたいと思います。

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まず、「寝たきり」とは?

寝たきりとは、その言葉の通り、一日中、長期間ベッドなどに「寝たきり」となっている状態のことをいいます。

「寝たきり状態」とは、主に2種類に分類されます。

たとえば・・

  • 病気などで動けなくて仕方なく、寝たきりになる場合
  • 健康体ながら、引きこもり状態で寝たきりの姿勢で長時間・長期間自宅などにいる場合

しかし、現在の統計では、寝たきりの過半数以上が高齢者の方で、さらにその高齢者の方の中でも病気で仕方なく寝たきりになっておられる方が、ほとんどなのです。

寝たきりとなった原因

  1. 脳卒中(脳血管疾患)

    脳卒中は、脳内の血管が破れて脳内出血を起こします。
    また、脳内の血管が動脈効果などでツマり、血管が破裂してしまう恐ろしい病気です。
    脳卒中にカカれば、一命を取り留めたとしても、何らかの障害が身体に残ってしまします。

  2. 認知症

    認知症とは、一般的に「ボケ」と言われている症状です。
    認知症になると、知能が極端に下がると言われていますが、今まで使用していた脳の一部分が使用されなくなり脳細胞が衰え、活性化しなくなり、脳細胞の一部が正常に機能していない状態を意味します。
    そのため脳による判断力が機能しなくなり、また、舌の滑舌も上手く立ち行かず、言語などにも障害が出てきます。

  3. 高齢による身体の衰弱

    高齢になると、若い頃のように細胞が活性化しなくなります。
    細胞が活性化しなくなるとは、細胞の減少を意味します。
    これは生き物なら「寿命」というものがあるかぎり、逃れることのできない「宿命」とも言えます。
    細胞が活性化しなくなると、人体の関節や筋肉・骨にまで影響を及ぼし、だんだん衰弱して行きます。

脳卒中が起こる原因

  • 食べ過ぎ
  • 飲みすぎ
  • 過剰な喫煙

しかし、余程のことがないかぎり「脳卒中」までには至りません。

脳卒中に至るまでの原因として「悪い生活循環(習慣)」があることがほとんどです。

これらの悪い生活循環(習慣)を「死の四重奏」といいます。

「死の四重奏」

  • 高血圧
  • 高脂血症
  • 肥満(メタボリックシンドローム)
  • 高血糖

これらは、血液をドロドロにして、血管内部を詰まらせ動脈効果を引き起こす原因を作ります。

動脈効果が慢性化すると、脳卒中へと進化して行きます。

脳卒中で寝たきりになる人が多い原因

脳卒中になると、致死率が極めて高まりますが、一命を取り留めたとしても、おおよその割合で身体に何らかの障害が残ってしまします。

  • 言語障害
  • 人体機能の麻痺

特に人体の機能が麻痺すると、関節や筋肉が衰え正常な歩行すら不可能な状態ですので、寝たきり状態となってしまいます。

高齢者などの「寝たきり」のリハビリ方法として、「運動治療(=ウォーキング)」で予防・改善(治療)する!

これまでで、高齢者などの「寝たきり」になる原因と、その症状についてお話をしてきました。

しかし、これらの一見、予防・改善(治療)するのが不可能そうに思える症状も、ウォーキングすることで、予防・改善(治療)が可能になります。

√「寝たきり」の予防・改善(治療)する方法としてのウォーキングするペース

寝たきりの予防・改善(治療)する方法として、ウォーキングをする場合のペースは、ゆっくりでもかまいません。

ただし、目的と目標をしっかりと持ってウォーキングを行います。

√寝たきり症状の根源を予防・改善(治療)する目的

  • 脳卒中(脳血管疾患)
  • 動脈硬化
  • 認知症
  • 身体の衰弱
√寝たきり症状の予防・改善(治療)する目標

  • 小マメにウォーキングを行う
  • なるべく長時間・長距離をウォーキング
  • ウォーキングを長期間、長続き(継続)させる

これらの目標と目的と同時に食生活も見直します。

  • 濃い味付けを薄くして、脂っこい食べ物は控えます。
  • 喫煙は本数を決め、電子タバコに変えるなど減らす努力をします。
  • 一日最低でも200gほどの野菜を摂るように努力します。
  • 飲みすぎ(アルコール)・食べ過ぎは控えます。
  • 糖分も良質な糖分だけを身体に入れます。(黒糖など)
  • カルシウムや良質のタンパク源として、大豆などの豆類・牛乳・小魚・たまごなどを摂るように心がけます。

高齢による衰弱の予防・改善(治療)方法としてのウォーキング方法

高齢者の方が、健康体で元気よく生活を営んでいくためには、身体が資本となってきます。

よって、加齢によって高齢になるにつれて衰えてくる足の関節・筋肉・骨などを丈夫にしなくてはなりません。

高齢者が足の関節・筋肉・骨などが衰えて、寝たきりになってしまうと、これらの機能を普通に歩行できるまに戻すのには、相当の時間と努力と他人の手を要します。

最近では、若年者に混じり、高齢者の方がよく駅前のトレーニング・ジムへ通う光景が見られることも珍しくありません。

しかし、トレーニング・ジムの「ウォーキング・マシン(=トレッド・ミル)」などは、同じ一定の動きしかしないので、同じ筋肉や関節・骨だけを動かすことになります。

こうなれば、疲労が蓄積されて、関節痛や筋肉疲労を招き、最悪の場合、逆に寝たきり状態に陥ってしまうことにもなりかねません。

これらのことを踏まえて高齢者の方は、なるべく外出して野外でのウォーキングを行うように心がけます。

野外でのウォーキングは、屋内に比べて注意するポイントも多いのは確かですが、屋内に比べてメリットの方が多いのは確かです。

屋外(野外)をウォーキングするメリット

  • 同じウォーキングしている高齢者の方や、様々な運動・散歩をしている人と会いやすく、会話を楽しむことで脳を活性化する機会を得ることができる。
  • ジムだと有料で毎月料金が発生するが、屋外だと無料でウォーキングができる。
  • 坂道や階段などがあり、使う筋肉や関節・骨が違うので下半身全体が鍛えられる。
  • 夏・冬以外は、日光を浴び、自然の音を聞きながらウォーキングが楽しめ人体の活性化にもつながる

これらのことから、寝たきりには「運動療法=ウォーキング」が最適であることが少しでもお分かり頂けたかと思います。

最初は、ゆっくりでも、序々に身体に負担のない範囲で、ウォーキングのペースを上げていくことで、ウォーキングの効果が実感できます。

しかし、くれぐれも無理は禁物です。

高齢者などの「寝たきり」の方がリハビリ方法として、ウォーキングされる場合は、事前に専門家や医師やご相談なさってから始めるのが、最適な方法です。

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